~赤坂 浅田屋~ 加賀料理の老舗料亭で頂く、可憐な五段重弁当🌸
350年の歴史を誇る料亭へ
私は、金沢へ行ったことがなく、ずーっと訪れてみたい場所の一つです。
兼六園や金沢美術館もすごく興味があるし、城下町の風情溢れる街を歩いてみたい!! 何より、能登の海鮮をたらふく食べたぁ~い(*^^*)
そんな金沢の味を、産地直送で提供してくれる加賀料理の老舗料亭が「浅田屋」。
外観も、かなりの風情と貫禄があります😲
<京風と江戸前の融合「加賀料理」>
加賀料理ってぼや~んと能登地方のお料理でしょ?と思ってても、実はあまり詳しく知りませんでした。
今回少し調べてみたところ、加賀料理は「京風」と「江戸前」の融合が特徴だそう!
これは、戦国時代にお寺の総本山が金沢に置かれたことで、町おこしに繋り、関西地方からたくさんの移住があったこと。
そして江戸時代には、儀礼的な習慣は徳川幕府に倣っていたから、京都と江戸の文化がうま~く混ざったそうなんです。
<浅田屋の歴史>
浅田屋は、加賀藩の藩主に仕えていた「浅田屋伊兵衛」によって、創業された旅宿が大元。そこから料亭への展開されて、現在に至ります。
しかも、今では数少ない、茶室もあるお店。
夜は芸子さんとお食事を愉しむこともできるそう😲
めっちゃ大人やぁ~👘
<ランチに五段弁当を頂きました(*^▽^*)>
この日は、会社の先輩がお誕生日祝いに連れて行ってくださいました🎉
輪島塗の見事なお重。その名の通り、5皿の品目が会席料理の順番で入っています。
自分で取り出して食べるスタイル。一皿、一皿引き出していく感じが楽しい♪
先付け 鯛の南蛮漬け
南蛮漬け、小イワシでは作ったことがあるけど、鯛は初めて。
身が締まって、紅白なますとよく合います。
椀物 蛤仕立て お吸い物
巨大な蛤に見立てた、練り物です!!ふわふわの練り物の中に、蛤がサイコロ状にカットされて入ってます。お吸い物って本当に落ち着きますよね~ふぅ。
一の段 向付 お刺身
お魚もすべて能登直送だそう。甘エビが・・・艶々✨
二の段 鉢肴 鮭の西京焼
西京味噌、大好きです!白身魚で作ることが多いけど、鮭もすごく美味しい😋
三の段 揚げ物
春らしく、フキノトウの天ぷら等。苦みがたまりません!
四の段 強肴 治部煮(じぶに)
治部煮はまさに加賀特有の煮物。
鴨肉を使った煮物で、味噌煮に似ているけど味はもっと柔らくてマイルドです。トロっとした感じも特徴的。
五の段 手鞠寿司
コロッと丸い手鞠寿司。器も綺麗です😊三角のチーズみたいのでは、はんぺんに漬物が挟んである粋な一品。
締め 汐露(しおつゆ)蕎麦
浅田屋特製の、昆布出汁と塩のつゆでで作られた出汁。
見た目がクリアで、サッパリとした味付け。盛り蕎麦との相性がバツグンでした(❁´◡`❁) 夏場に食べたら、さらに美味しくいただけそう~!
甘味 酒粕プリン、金柑ソース
杏仁豆腐のようにモチモチで、最後に酒粕の香りがふわっと。
金柑は、程よく苦みがあって、美味しいですよね。
料理は、食べて味わうがもちろん基本だけど、その地方の歴史、文化の背景を知って頂くと、より一層愉しめるなぁと思います。
一口に和食といっても、込められている意味合いも様々で、知れば知る程奥深いなぁと。勉強になりました!
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